祖母の遺品の片づけをして。

祖母はとてもしっかりした人でした。最後は癌で亡くなりましたが、入院しなければいけないという状態になるまで、民生委員さんの力を借りながらも、自分がしたいように暮らしたいという本人の希望もあり、一人で頑張りました。

そんな祖母が亡くなり、主のいなくなった家を家族で片づけました。祖父が亡くなったのを機に、一人分にこだわり無駄のない生活をしていたので片づけは簡単だと思っていましたが、押し入りの中には段ボール箱に景品のタオル、きれいなお菓子の箱、手紙や葉書などが分類されており、いつ、どういう経緯で買ったかが書かれた壊れた家具などの遺品もたくさん残されていました。今はやりのシンプルライフの実践者のように見えた祖母ですが、こんな側面もあったのかと遺品の片づけをしながら思いました。

人はいつか死にます。そして、誰かに遺品整理をしてもらわなければいけません。その時、見せる新しい自分の側面が少なくとも悪い側面にならないようにしたいと思いました。